top of page

虹の向こうへ

Over the Rainbow

​各章の簡単なあらすじ、登場キャラ紹介

​第1章 日常と崩壊

主人公が基音という人柱になるまでを描いたお話

登場メインキャラ

透火、芝蘭、ソニア、占音

 その日は、第一王子・青芝蘭の生誕祭が行われていた。

 恩人から主人となった芝蘭の背中を、誇らしげに見守っていた透火は、

古馴染みにして同僚・ソニアと並び、職務を果たしていた。

 しかし、その夜、予期せぬ来訪者二人によって、透火の日常は失われていく。

 基音を監視するという、第四の種族・銀の守護者のハーク。

 正体不明にして大胆不敵な、漆黒の青年・占音。

 彼らと、現国王・紫亜の思惑に巻き込まれる形で、透火は自分の使命と向き合うことになるのであった。

​第2章 舞台と考察

種族代表の基音に関わる国の在り方や貴族たちのお話

登場メインキャラ

透火、芝蘭、ソニア、占音、

ハーク

 基音となった透火がまず明らかにしたのは、現状だっただが、透火の思いと違い、透火の周りーー最も近い芝蘭にすら、多くの隠し事があることがわかった。

 裏切られたような、騙されたような、怒りに似た感情を抱く透火に呼応するように、世界の穢れが異変となって観察されるようになる。

 そんな折に、ソニアが最後の独身の夜を飾るべく、夜会を開いた。

 友人、あるいは基音として呼ばれた透火は、そこで、先を築く貴族の若者たちと触れ合い、「基音」の扱われ方をその身に学ぶことになる。

​第3章 家族と個人

種族間の交流、そして、血縁と家族愛のお話

登場メインキャラ

透火、芝蘭、占音、ハーク、

透水

 占音が参謀として芝蘭に付いたことにより、本格的に王位継承者としての活動が始まった。

 基音である透火は、継承者たちに平等に協力が求められる一方で、個人としては芝蘭に協力したいという気持ちが強く、その立場を持て余していた。

 そして、始まる「心魔と珠魔の国交回復」。

 芝蘭の政策にして占音が強く望んだこの活動のため、弟と共に透火は「珠魔の長の親族」として招集されることになるのだが……?

 血の繋がりよりも強く、心に築いた安寧を壊したくないがために、透火は個人を捨てて基音となる道を選んでしまう。

​第4章 使命と運命

自分が自分であるための理由と種族が生き残るための手段の話

登場メインキャラ

透火、ハーク、芝蘭、占音

​スヴィ、シエロ、ナイシャ

​エドヴァルド

 基音という立場を利用して、芝蘭の側で生きることに決めた透火は、継承者たちの願いと配慮に従い、偽りの婚約者という形で現実の居場所を得る。

 しかし、それすらも紫亜を崇拝する貴族によって、問いただされる。

「仮初めの場所で何を為すのか。せいぜい考えるがいい」

 透火が透火でいるために必要な問いは、透火を基音ではない道へ誘う。

 一方、彼の監視役ハークには、新たな危機が迫っていた。

 運命と使命の危機に瀕した二人が辿りついたのは、雪の果て-シュネーエンデ-。

 暴れる銀竜とその被害を目の前にして、二人はこの世界に根を張る「色」の支配を理解する。はじまりは、かなしみに満ち溢れた古き時代から起こった。

​第5章 執念と愛

成長する少年とそれに追いつけない大人、過去に生きる人の話

​執筆中。

登場メインキャラ

透火、ハーク、芝蘭、占音

​綾、エドヴァルド、紫亜

​第6章 高潔と諦念

思い遣るから相手を傷つける

しかない二人の、終わりの話

登場メインキャラ

透火、芝蘭、ハーク、占音

​エドヴァルド、紫亜、スヴィ

​執筆中。

​第1章 萌芽と救済

ちょうどよく離れない距離感

と時を経て出会った二人の話

登場メインキャラ

エファ、光河、雪海、雪波、

芝蘭​、ハーク、占音

​執筆中。

bottom of page