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ほんのかんそう-2

おはようございます、もりえつりんごです。

最近は帰宅するとばててしまって、頭を使うことが難しくなってきました。体力は大事だなあとふんわり思いながら、平日の運動を増やせない私は、今日も今日とてエスカレーターを避けて階段を上り下りするのでした。

さて、本日も本の感想なわけですが、長編の作品がなかなかかけなくて申し訳ないなと思って……います。今週、実は再版するニジム3巻の締め切りがありまして……内容の校正をし直しているところでもあるのです。

なんやかんやで10部近くは(見本誌も含めですが)読みたい方のお手元に届けられているので、嬉しく思います。途中で終わっている方の手にも、続きがいつか渡ればいいなあ、とふんわり願っております。

ではでは、本日の御本の紹介です!

『ひつじの本棚*』より

作者は千冬さん(@chifuyu2011)です。

1冊(1つ)目はこちら(写真)。

「窓辺の魔女」というタイトルの小話になります。

こちらの作品も、もう1冊の方も、お手製×2種の紙で2パターン作られておりまして、私は……えっと上質紙じゃなくて……クラフト紙じゃないほうを選びました!(トリ頭〜〜〜)

これ、あまりの見た目の可愛らしさ、素敵さにこうやって飾っておいていたんです。うふふ。

でもやっぱり読みたいなあ、と思って昨日ぱらりと開いたわけです。

お話の内容はさらっとしたミステリーのような、ファンタジーのような、巻き紙のようにくるくると巻かれているその「本とはちょっと違う」見た目からも伝わるような不思議な感じがありました。私はよく考えたら怖いおとぎ話風味にも思ってしまいました……笑

主人公は叔母さんから小瓶に入った魔女をもらうのですが、この魔女さんとの交流……と思いきや?というストーリーなので、もし気になった方はぜひ!岩手の文学フリマにご参加されるとのことなのでちらと見に行かれてみては……?と思います。

そして2冊目は『紅茶のある風景』。

レースシュガーのようなレースの紙が可愛らしくて、それをペラリとめくるとおしゃれな模様が見えるのですよ。素晴らしいな……天才かな……と思うわけです。模様を作る・配置することってそれだけですごくセンスや技術が求められると私は思っているので……。

私は和紙に印刷されたほうを購入しました。(*5/18勘違いしておりました。教えていただいたところ、わら半紙だそうでした。失礼しました〜!)

タイトルの通り、冒頭から紅茶の出てくる小話が始まります。これは掌編をまとめた御本なので、ぱらぱらと読んでいきました。

「小さいお菓子のような掌編集」(裏表紙記載)とあるように、どのお話も独特、とまでは言わないまでも、さらっと口当たりのよいケーキを食べていたら、奥に隠れていたビターチョコにびっくりする、といった印象を受けるものばかりで。どれもサクッと食べてしまえるクッキーみたいにさらっとしていて、時折挟まれる作者の紅茶へのコメント(紹介)が、ティタイムにと用意した雑誌を読むような感じで読めるので、本当にもう、美味しかったといいますか、素敵でした。

そして、カフェオレを片手にしていた私はハッとしたわけです。紅茶のお話なのに、珈琲を飲んでる!ぼうっとしすぎにもほどがありますわ!と。

次は紅茶(マリアージュフレール)を用意して読み直そう、と決意しました。

(帰宅して一息、あるいは寝る前に一つ、といった感じで読めるのが掌編のいいところだなあとしみじみしました。ありがとうございます)

この2作品を通して、この文章や雰囲気に慣れたら、お名前伏せられても文章読んだら千冬さんだ!とわかるようになるのでは?!と考えてしまいました。

そういう文章・雰囲気を形にできるって、素晴らしいなあと思うのです。

余談ですが、

私も紅茶を扱う話を書こうとしているので、紅茶のお話が読めて勉強になりました。専門書や本を買って読んではみるものの、さてでは市場に出回っている紅茶はどんなものがあるのだろう?となるのですよね。それに、どうしても産地を意識してしまうので、イギリスの、フランスの、と銘柄などで考えたことがなかったので、次はそれを含めて考えたいなあ〜見ていきたいなあ、と思いました。

ちなみにちなみに、私はきっと1年内にりんごにまつわる何かの本を書こうとしているので、その時は「ひつじの本棚*」さんを見倣って素敵に仕上げたいなと改めて思った次第です。

それでは皆様、本日も良き一日となりますように。

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