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映画「リズと青い鳥」の感想と自創作振り返り

初夏を過ぎ去ろうとする晴天の下、ひんやりとした喫茶店でのんびり珈琲を飲みながら、昨日観た映画の話とそれに伴ってまとめたい話を少し。

※「響け!ユーフォニアム」はアニメから入った人間です。短編集は買って読んだけれど、本編は……というより、小説の会話文に方言が出てくるのが得意ではなくてあまり読んでいません。

※アニメを元にした考察で書いていました。

みぞれが好きなんですよ……。種崎敦美さんの演技が特に好きで、一層みぞれのキャラに注視してしまって……のぞみとの関係が好きです。

なので、映画化が決まった時点で観よう観ようとは思っていました。

(コナンを3回観に行ったために時期は遅くなりましたが)今回、映画館で観られてよかったなあと思えたのは、音楽ですよね。音楽がね、本当に、音楽というか音の使い方が本当に素敵でした。

映画館ならではの、映画ならではの、贅沢な、とても贅沢なお話でした。

みぞれとのぞみの関係は、アニメの2期から触れられているように、すごく、女子らしい関係性ですよね。

中学生の頃から、みんなの人気者!なのぞみと、ひとりぼっちのみぞれと。

そんな二人も高校生になり、少しずつ変わりつつあるのに、お互いを大事に(意識)しすぎるあまりにうまくかみ合わなくなるまで気付けない。「卒業」という終わりに向かう兆しがあって、ようやく、少しだけ離れて、互いがよく見えるようになった。

そんな映画だったかなと、私は思いました。

映画の通り、二人の関係はリズと青い鳥、になぞらえて進みます。

だから、みぞれの「リズの気持ちがわからない」が最後まで影響するし、のぞみの「みぞれのオーボエが好き」があまりにもかなしい。「ちゃんと、支えられるようになるから」と言えるのぞみは、強いし、つらいなぁ……と私は思ってしまいました。

つらい(=おいしい)と思ってください。はい、そういうの大好きです。

始まりを覚えてない、というくせに、ちゃんと覚えているのぞみと、

忘れてない、あの時から、と言い続けるみぞれと、

二人って本当に一方通行ですよね。平行線ですよね。ホームカミングの歌詞そのまんまじゃねーかと聞いていました。

要素だけ取り出すなら、天才と秀才(あるいは凡人)かなと思います。

みぞれを引き上げたのはのぞみで、のぞみはそのために自分が傷つくことになって、

それでもお互いがお互いを大事にすることを止められないから、最後は一緒に並んで歩いていけるのでしょう。

映画最後に、みぞれがびっくりしたような、嬉しそうな顔になるの、あれずるいです……。

みぞれのキャラは人によったら面倒くさいとか、もっと話して、とかになるかもしれないのですが、

みぞれがあんな風になったのってきっとのぞみも影響してると思うんですよねえ。

のぞみが聞いてくれるし、聞いてくれないこともあるけどのぞみのことが好きだから、みぞれはいいんですよね。

ただ、どうしても違うと言わなきゃいけない時だけ、ちゃんと、いうことをみぞれは知ったんですよね。2期で。

ああ~~~~~~~(拝む)ってなります。

とうとうと語ってしまいましたが、この映画を見たら絶対ハイコンとか色々振り返りたくなるだろうと思って、

そしてやはり振り返りたくなったのでまだ語りますね。

もりえつ作品には、数々の百合薔薇ノーマル無性愛キャラが登場しています。

その中でも百合がメインのハイコンには、みぞれとのぞみのような「どうしようもない」関係があります。

鼓実と美恵です。

旧式のハイコンと短編に少し登場しています。鼓実は美恵のことが好きで、美恵は友人として鼓実を大切にしています。

そこの差異は明確で、お互いにそれを承知の上で友人として隣にいます。

絶対に交わらない。お互いが一番大事かもしれないのに、お互いが欲しいものを相手にあげられない。

おいしいなあ……と思いながら書いていますし、おいしいなあと思ってもらえたら嬉しいので、二人の過去編までは今年中にたどり着きたいなと思っています。

ハイコンの宣伝に移りますが、ただいま新版としてもう少しくだけて軽い感じで書き直したものをカクヨムで公開しています。

アルファポリスの方でも公開を始めるかもしれませんが、まだしばらくはカクヨムのレイアウトが好きなのでそちらで更新します。

月に1回の更新ですが、必ず更新しますので、よかったら目を通していただければと思います。

動画もつくるぞ~!

ではでは、そろそろ他の作業に戻ります。

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